2018年3月25日の朝に放送されたフジテレビの『ボクらの時代』の未公開スペシャルで俳優の高橋一生さんが子供の頃から好きだったと言っていた絵本がかこさとし(加古里子)さんの『地球』です。
テレビで見て初めてこの絵本のことを知った方もいると思いますが、元々超ロングセラーでレビューの評価も高い絵本です。
こども達の「どうして?」「なんで?」という疑問にこたえてくれるこちらの絵本を口コミの評価も含めてご紹介します。
かこさとし 地球 その中をさぐろう
福音館の科学シリーズのひとつ、『地球』は1975年に出版された作品ですが、今も売れ続けています。
![]() 地球 その中をさぐろう (福音館のかがくのほん) [ 加古里子 ] |
発売日:1975年1月
出版社:福音館書店
ページ数:56p
実際に購入した方々のレビューがこちらです。
・4歳になる息子から「地震はどうして起きるの」「土の下はどうなってるの?」「風はどこからくるの」と言う質問がたくさん出てくるようになり、うまく説明できないため、購入しました。子供も喜んで一緒に見てくれます。買って正解!!
・こんなところまで詳しく…っと、にやにや笑いながら読んでいます。
・よく書き込まれていて、何度見ても飽きない絵本です。4歳の娘も親の私も夢中です。もちろん、きちんと読み込むと幼児には難しい内容ですが、パラパラとめくったり、気に入ったところだけを読んだり、絵のレトロな感じに突っ込みを入れたり、親子の会話が弾んで楽しいです。
・5歳の息子に。かこさとしさんの絵本が好きです。じーっと絵を見ているだけで楽しそう。
・動物や植物の他に、地中を使っている人間についても書かれています。地下駐車場、地下通路、地下インフラ、地下鉄、シールド掘削機など、息子が大好きなものがでてきます。さらに建物の断面図、工事現場の断面図などがあり、息子はくぎ付けです。
・レビューの評価が良かったので、小2の息子へ買いました。とても喰いつきが良かったです。絵は古くささがありますが、細かいところも丁寧ですし、語り口調の優しい文章で加古里子さんの人柄がにじみ出ているようです。息子が何度も読み返すほどなので、このシリーズの他の本(宇宙・海・人間)も買ってあげたいです。
子供のみならず大人も楽しめますし、わざわざ自分用に大人の方が購入するケースも多いですね。
シリーズものなので『地球』を気に入ったら『宇宙』『海』『人間』も気になってきます。
かこさとし 宇宙 そのひろがりをしろう(かがくのほん)
『宇宙 そのひろがりをしろう』は1978年11月に出版されました。
![]() 宇宙 そのひろがりをしろう (かがくのほん) [ 加古里子 ] |
発売日:1978年11月
出版社:福音館書店
ページ数:68p
実際に手にした方の感想がこちら。
・少しづつ追求してくれる本なので、5歳の子供でも「なるほど~」と読んでいます。そして大人の私が1番勉強になっています。いきなり「宇宙」については学べませんが身近なところから出発してくれるので学びやすく一生使える本だと思い購入しました。
・「蚤」の小ささから「宇宙の果て」までを、Google Earthのように体感できるのです。宇宙はなんて無限大なんだ、自分はなんてちっぽけな存在なんだ、そう思わずにはいられません。こんなに想像力をかきたてる本が他にあるでしょうか。この本が娘にどのような影響をもたらすのか、私はワクワクしてなりません。
・手で書かれてあるっていうのは迫力があって味があっていいとおもいます。写真やCGで描かれたものとは違い、すごくいい。おすすめです。子供とか大人とか垣根がないのが本当の絵本だと思います。
・内容は古い…でも良いものは良いのです。
当然ですが、内容は最新情報ではありません。最新版でなくても売れています。
海(福音館のかがくのほん)加古里子
続いて『海』はさらに古い1969年の出版です。
![]() 海 (福音館のかがくのほん) [ 加古里子 ] |
発売日:1969年7月
出版社:福音館書店
ページ数:40p
こちらが実際に買った方の口コミです。
・砂浜から深海へと、ページをめくると海が深くなっていきます。その海の深さにいる生き物や乗り物が細かく描かれていて、非常に楽しく、ためになるすばらしい絵本です。おすすめします。
・海の図鑑です。小さな生き物から人間と海との関りも描かれています。海にこの本を持って出かけたくなりました。
・題名は海。しかしその中身は、海から山、ひと続きに続く地球。素晴らしかった。
・小さい頃は、難しく考えないで単純に絵に夢中でした。ページをめくっていくたびにどんどん引き込まれていくんです。ものすごく身近なところから、大きな想像をさせてくれるところが魅力です。
・図鑑だと、写真などのビジュアルが全面に出てて、何となく情報が細切れで端折ってる気がしちゃうので…要点掻い摘んでるから良いのでしょうが。こちらは素朴かつ細かいイラストで、どんどん繋がって広がって行く描かれ方が面白いです。大人でも分からない事や名前がありますが、身近なところや、聞いた事や見た事あるところから、全く思いつかないとこまでのこの繋がりの面白さを、子供もいつか感じてくれたらなぁと思います。
こどものために購入したけど大人も楽しいという声がとても多いです。
かこさとし 人間
最後は1995年に発売された『人間』です。
![]() 人間 (福音館のかがくのほん) [ 加古里子 ] |
発売日:1995年4月
出版社:福音館書店
ページ数:51p
この作品のレビューがこちら。
・子供のためというか自分のために買いました。かこさんの絵は味があっていいです。大人でも説明に困る内容がわかりやすく描かれてあり、もちろん知らなかった部分も多くあるし勉強になります。良い絵本というのはこういうものだと思います。かわいいだけじゃなくて教訓めいたものでもなくて大人もへーと思ったり、学べたりできるものです。
・私の原点となった絵本です。心のどこかにこの本で学んだことがひっかかって、研究者としての現在の自分があると思っています。幼稚園の時にこの本を薦めてくれた本屋のおじさんに感謝したいです。
・図鑑よりも深く、教科書よりも分かり易く、物語のようにドラマティックな子供向けの科学の本です。このような児童書(絵本)を書ける方はおそらくこれから先出てこないとではと思います。「遺伝子」の説明には感動しました。
・体の不思議に興味を持ち始めた子供に、クリスマスのプレゼントにしたのですが、最初のところは難しいだろうと思って読まずに居たら、内容に繋がりと深みがあるので、どんどん一人で読んでいます。本当の教養が身につくと思います。タイトルの『人間』を、いろんなテーマで切り取った大作ですので、子供から大人まで、できるだけ沢山の人に読んで欲しいです。
かこさんの作品は「想像力がつく」という声がたくさんありました。また、高橋一生さんのように子供時代からのずっと好きな本という方も多いですね。
さいごに
かこワールドにハマると他の作品も気になってきます。
上記以外の作品も探したい時はこちらからどうぞ。